歯磨き粉ってたくさん種類があって困ることが多いかと思います。
調べてもたくさん出てきて、
結局どれ使えば良いんだろう…
という方も多いかと思います。
そこで、
- むし歯予防
- 歯周病予防
- 知覚過敏対策
- ホワイトニング歯磨き粉
の用途別で、それぞれ
「これさえ使えば間違いない!」
という1つに絞ってオススメを紹介していこうと思います!
むし歯予防ならこれ!
【ライオン】チェックアップ スタンダード
オススメする理由は4つ。
- フッ化物配合量が多い
- 泡立ちが少ない
- 低研磨
- コスパが良い
それぞれについて、説明していきましょう。
フッ化物配合量が多い
「フッ化物配合量」とは、「フッ素がどれくらい含まれているか」です。
そしてこの値は国によって上限値が法律で決められています。
日本では2017年にその上限値が1000ppmFから1500ppmFに引き上げられました。
実際に歯磨き粉に含まれているのは上限値より50ppmFほど低いものが多いので、
・2017年までの上限の濃度…950ppmF
・現在の上限の濃度…1450ppmF
となります。
チェックアップスタンダートはフッ化物配合量がこの1450ppmFとなっています。
フッ素の過剰摂取は中毒の危険性があります。
6歳未満のお子様には使用せず、手の届かない場所に保管してください。
大人は歯磨き粉をがぶ飲みしないでください。
また、せっかくフッ化物高濃度配合の歯磨き粉を使用しても、
たくさんうがいをすると水と共に流れてしまいます。
ペットボトルのキャップ2〜3杯くらい(15mLほど)の少ない水で、
約5秒間優しくゆすぐのが目安です。
泡立ちが少ない
え?泡立ちが少ないって欠点じゃない?あんまり磨けないんじゃない?
違うんです!!
これって本当世間一般のイメージだと思うんですが、泡立ちが良いって実はあまり良いことじゃないんです。
その理由は2つ。
・磨けた気になる
・たくさんゆすがないといけない
普通の歯磨き粉って歯を磨いているとだんだんモコモコしてきて、
それをブクブクゆすぐとさっぱりして「キレイになった!」と感じますよね。
それが泡立ちのいい歯磨き粉の落とし穴です。
ちゃんと磨けていないのに磨けている気になっちゃう。
そして、勢いよくブクブクしてフッ素も流れちゃう。
泡立ちのいいもの全てダメだとは言いませんが、
その辺りをきちんとわかってできるタイプでないのなら、
泡立ちの少ないタイプを使用することをお勧めします。
爽快感が無いのには、慣れます(笑)
低研磨
これは意外と見落とされている部分だと思います。
市販の歯磨き粉には、汚れを効率的に落とすために研磨剤が多く含まれているものがよくあります。
しかし、汚れを効率的に落とす一方で、歯にもいらないダメージを与えてしまう可能性もあります。
テレビを見ながらぼーっと10分以上磨いている人いますよね?
そんな人が研磨剤たっぷりの歯磨き粉を使っていたら大変です。
余計なダメージつくってそんなダメ?歯ってそんな脆くないでしょ?
歯は確かに基本的には強い組織です。
ですが、ダメージがついて良いものなんて私はデニムとヴィンテージ家具くらいしか知りません。
傷はつかないに越したことはないんです。
チェックアップはそこにも配慮して、低研磨となっているので安心して歯磨きができます。
だからってダラダラ磨いてたらダメだよ!
フッ化物配合量が多い歯磨き粉を使ったからといってむし歯にならないわけではありません。
歯磨き粉はあくまで補助です。自身の歯磨きを一番に頑張りましょう。
コスパが良い
ココ!ここですよね。
結局消耗品ってものはコスパです。
どんなに良いものでも、高くてすぐなくなるようじゃやってられません。家計がかかってます。
なくなるまでの目安ですが、これは1日で何人が何回使うかによりますが、
私1人で朝晩(昼は別のものを使っています)使用して、半年近くは持っている気がします。
こちらの商品は歯科専売品なので、確かに市販の歯磨き粉に比べると高いです。
ですがこれだけ優れている品を、
約半年に1本1000円以下で使えるなら、コスパとしては申し分ないと思います。
新フレーバー
マイルドシトラスミント登場!
(あんまり違いわからなかった!笑)
ここまで来て、
残りあと3本この分量でいくのか…?
と思った方もいるかもしれません。
安心してください。
私はただのチェックアップ信者なだけなので、この後はもう少しサクサク行きます(笑)
歯周病予防ならこれ!
【ウェルテック】コンクール ジェルコートF
オススメする理由は4つ。
- 高い殺菌作用のある成分を配合
- 泡立ちがほぼない、研磨剤無配合
- フッ化物配合量がやや多い
- 成分が滞留しやすい
それぞれについて、説明していきましょう。
高い殺菌作用のある成分を配合
コンクール ジェルコーとFは、塩酸クロルヘキシジンと言う殺菌成分を配合しています。
この殺菌成分によって歯周病の原因菌を殺菌し、歯周病を予防します。
殺菌とは言ったけど、これだけで菌とオサラバできるわけじゃないよ!
泡立ちがほぼない、研磨剤無配合
泡立ちや研磨剤が少ない方がいい理由関しては、
「チェックアップ スタンダード」の項目でお伝えしたとおりです。
歯磨きジェルは、歯磨きペーストよりもさらに泡立ちや研磨剤が少ないのが特徴です。
フッ化物配合量がやや多い
「やや」と表現したのには理由がありまして、
ジェルコートFのフッ化物濃度は950ppmFだからです。
しかし、そうは言っても数年前までの上限値なのでこれでも十分です。
フッ素ってむし歯予防だよね?これは歯周病予防だけど必要なの?
フッ素はあるに越したことはない!歯にはフッ素!さんはい!
歯にはフッ素!
成分が滞留しやすい
こちらが歯磨きジェルの1番の特徴でメリットです。
一般的なペーストタイプのものより粘性が高いため、
フッ素や殺菌作用のある成分を含んだジェルが、歯や歯ぐきに滞留しやすくなっています。
「コーティング」されるわけですね。
こちらで紹介しているのはあくまで「予防」の商品です。
すでに出血や揺れ等の症状がある場合は、歯磨き粉を選ぶ前に歯医者を選んでください!
知覚過敏対策ならこれ!
【ライオン】デント システマ センシティブ
オススメする理由は3つ。
- 2種類の痛みを防ぐ成分配合
- フッ化物配合量が多い
- 泡立ちが少ない、低研磨
それぞれについて、説明していきましょう。
2種類の痛みを防ぐ成分配合
一言に「知覚過敏」と言っても、
・歯磨き時に痛む
・飲食時に痛む
のだいたい2パターンがあるかと思います。
言い換えると、
・その歯磨き粉を使っている最中の痛みか
・その歯磨き粉を使っていない時の痛みか
となります。
システマ センシティブは、硝酸カリウムと乳酸アルミニウムと言う成分が含まれており、
それぞれの痛みに効くようにできています。
即効性と持続性があると言うことですね。
フッ化物配合量が多い
文句なしの1450ppmFです!
歯にはフッ素!さんはい!
歯にはフッ素!
※「ジェルコートF」の項目参照
泡立ちが少ない、低研磨
「泡と研磨剤に親を殺されたのか?」ってくらい言っていてすみません。
でもそれだけ重要ポイントなんです。
※上を読み飛ばして来た方は、「チェックアップ スタンダード」の項目を読んでください。
知覚過敏は本当にただの知覚過敏のこともありますが、
むし歯の可能性もあるので痛みを感じたらまずは歯医者へいきましょう。
ホワイトニング歯磨き粉ならこれ!
【 GC 】ルシェロ歯磨きペースト ホワイト
オススメする理由はつ。
- ステインを「こすり落とす」のではなく「浮かせて落とす」
- フッ化物配合量がやや高い
それぞれについて、説明していきましょう。
ステインを「こすり落とす」のではなく「浮かせて落とす」
これは研磨剤の話とも似ています。
多くのホワイトニング歯磨き粉は、
研磨剤によって歯の表面についたステインを「こすり落とす」設計になっています。
研磨剤があまりよくない理由として、余計なダメージを与えてしまう、と書きました。
余計なダメージ、つまり小さな傷を歯の表面につけることによって、
本来白くしたくて使ってるはずが、使い方を間違えるとそのせいでステインが付きやすくもなってしまうのです。
ルシェロ歯磨きペースト ホワイトは、歯磨き粉の成分によって、
ステインを浮かせて落としやすくするようになっています。
私はほぼ毎日コーヒーや紅茶を飲みますが、ステインはついていません!
これを使ってても歯ブラシがちゃんと当たってないと意味ないよ!
フッ化物配合量がやや高い
フッ化物濃度は950ppmFです。
ホワイトニング歯磨き粉を使うときは、
まず一番白くしたいところから歯磨き粉をつけて磨くのが効果的です。
基本的に、
ホワイトニング歯磨き粉や歯医者のクリーニングで落とせる汚れはあくまで歯の表面に付着したステイン等( ex. ヤニ、茶渋)です。
歯そのものの色が気になる時はホワイトニングをしましょう。
気になる悩みがたくさんある方は、併用もオススメ!
むし歯予防もしたいけど、でも歯の着色も防ぎたいなあ…
そんな時は、歯磨き粉の併用がオススメです。
朝 「チェックアップ スタンダード」
昼 「ルシェロ歯磨きペースト ホワイト」
夜 「チェックアップ スタンダード」
私はこの組み合わせで使用しています。
むし歯予防と着色予防のいいとこ取りです。